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2015年12月06日

兄がアパートで孤独死した。遺骨や、兄が承継していた家の墓をどうするべきかーー。弁護士ドットコムの法律相談コーナーに、こんな悩みが投稿された。兄の死を警察から聞いた投稿者は葬儀屋へ連絡し、火葬のみをお願いして、現在、遺骨を預かっているという。 投稿者によると、亡くなった兄には、7年前に離婚した妻との間に20代の子どもが2人いる。彼らに遺骨の引き取りを頼んだが、拒否されてしまったという。 また、兄は、自らローンを払って建てた実家の墓を継いでいた。誰が、兄と投稿者の父・母が入っている墓を継ぐのかも懸念事項だ。投稿者は結婚後クリスチャンになったため、「仏教のお墓をいまさら継げと言われてもとても困ります」と吐露する。 投稿者は、「兄と奥さんが別れて7年、子供たちも奥さん側の姓にかわり、もう兄とは関係ないつもりでいるのでしょう。このような場合、遺骨の引き取りと祭祀の継承を争っても無駄でしょうか」「遺骨、祭祀ともに私に降りかかるでしょうか」と質問している。 今回のケースの場合、兄の遺骨の引き取りや、墓の承継は誰がすべきなのだろうか。畑中優宏弁護士に聞いた。 ●遺骨や墓を受け継ぐのは誰? 「まず、墓地や墓石、仏壇などは『祭祀財産』と呼ばれます。これらは、現金や不動産などの一般的な相続財産と扱いが別になります」 祭祀財産の相続は、どのようなルールになっているのか? 「祭祀財産の承継は、『誰が受け継ぐか』を、被相続人が遺言(書面に限らず、口頭、黙示でもいいです)などで指定していた場合は、その方が承継人とされます。承継人は自由に指定できます。『必ず●●が祭祀を承継しなければならない』といった定めは、民法にありません」 指定がなかった場合は、誰が継ぐことになるのだろうか? 「この場合は、まずその地方の慣習によって、祭祀の承継者が決められます。たとえば『長男が祭祀を継承する』といった慣習があれば、それに従います。ただ、慣習が明らかではない場合は、家庭裁判所の調停や審判で決めることになります。 祭祀を承継した人は、お墓や仏壇などの祭祀財産を管理し、墓地の管理料などの支払いも行います。また、一周忌や三回忌などの年忌法要を開催する役割もあります」 今回のケースでは、誰が祭祀を承継することになるのだろうか? 「今回の場合、承継者の指定や地域の慣習がないようであれば、お兄さんの兄弟である投稿者と、お兄さんの実の子である2人が候補となります。 話し合いで決まらないのであれば、家庭裁判所に祭祀財産の承継者を定める調停を申し立てることになります。 調停で決まらなければ、審判で裁判所が決めることになります。そして、決められた承継人が、遺骨についても、適切に対応することになります」 (弁護士ドットコムニュース)

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